先祖が残された手記のご紹介

こんにちは。
ちえのわ店主ヒーコです。

今回は、お客様が送ってくださった「ご先祖が残された手記」をご紹介いたします。

おじい様が綴られたい生涯の記録

この手記は昭和初期生まれのおじい様が綴られ、息子さんたちへ渡されたものだそうです。
600字詰の原稿用紙14枚にビッシリと書かれています。
前半は一家のお墓がなぜこの場所に建てられ、なぜこの名字(姓)を使うようになったか、そしておじい様の祖父と父への想いが記されています。
お墓については、当時土葬であり改装するために掘り起こし「祖父と父の頭蓋骨が全く似ていて感激した」など生々しいエピソードもあります。
後半は食事のことや医療事情など、当時の生活のことが詳細に描かれ、伝染病や難病、戦争で家族をなくされた苦悩などが伝わってきます。
金婚式を迎えられた後はご自身の人生に安堵したのかご家族や子孫への思いが綴られていました。

お客様が大切な資料を送ってくれた理由

「家系図をつくったことがきっかけで父とご先祖の話になりこの手記を父から貸してもらいました。(中略)
自分の先祖をたどることは、自分自身を知る事なんじゃないかな・・と家系図を書きながら感じました。それぞれの出会い、ご縁、それがあってこそ私が今生きていることを感謝出来る良い機会だったと思います」
※ご本人承諾のもと、同封されていたお手紙を掲載させていただきました。

まとめ

H様は家系図をつくることでご先祖の言葉を聞くことができました。
皆さんはご先祖の言葉を聞いてみたいと思いますか?
家系図は過去の世界を想像する入口です。戸籍を辿るとたくさんのご先祖に出会えます。自分に似た性格の方がいたり、思いもよらない場所に住んでいたり。もしかしたらご先祖の言葉が聞こえてくるかもしれませんね。
追伸:H様、とても貴重な資料をお送りいただきありがとうございました。