自分の家紋、わかりますか?

こんにちは。
ちえのわ店主ヒーコです。

みなさんはご自分の家紋をご存じですか?

「家紋」とは家の紋章、ロゴマークです。

ちえのわの家系図では桐箱と家系図の2箇所に家紋をお入れしているのですが
意外と苦戦するのがこの「家紋」の判明です。
日常では目にすることがほとんどないので
自分の家紋はコレ!
といえる方は滅多におられません。

そこで今回はこれまでご依頼主様と一緒に家紋探しを行ってきた経験をもとに
「家紋を調べる方法」をご紹介したいと思います。

家紋とは

まずは家紋について簡単に。
平安中期に生まれ、家系、血統、家柄・地位を表すために用いられてきました。江戸時代には庶民に広く用いられるようになり人々の暮らしに根付いていたようです。
種類は素材の原型だと約350種。
原則父から子に相続され、分家の際に形を変え今では約2万以上の種類があります。

家紋を調べる方法

①親戚に聞いてみる

両親や祖父母に「うちの家紋は何?」と聞いてみる。
まずはこれがいちばん簡単で確実に家紋を知る方法です。
両親世代、祖父母世代であれば、家紋を目にする機会が一度はあったと考えられます。そのため、かなりの確率で自分の家紋を知ることができます。
また家紋は血縁関係で継承されることがほとんどです。
そのため、もし両親や祖父母が知らなくても、本家の親せきに尋ねることで判明することもよくあります。

②お墓をみてみる

両親や祖父母、親せきに尋ねてもわからない場合は、お墓を訪ねてみてください。家紋が彫られていることがよくあります。
お墓が遠方の場合はグーグルマップのストリートビューで確認できる場合もあるので活用してみてください。

ただお墓に家紋があったとしても、その名称までは彫られていません。
カメラやスマートフォンなどで撮影し、「家紋事典」やインターネットで調べてみましょう。
また家紋は似ているものが非常にたくさんあるので、調べる際は注意が必要です。

③仏壇や家財道具を調べてみる

親戚に聞いて、お墓を調べたらほとんどの方が家紋をみつけられることが多いのですが、やはり見つけられない場合もあります。
その時は、自宅や親せきの本家で祀られている仏壇や端午の節句に飾る五月人形を調べてみましょう。
一般的に仏壇では、観音扉を開けた状態で上部に見える欄間部分の中央に取付けられていることが多く見受けられます。ただ宗派によっては異なることもあります。引き出しなどの中に、家紋が入った仏具が残されていることもありますのでよく探してみてください。
また五月人形は鎧兜などの武具や旗印の飾りに家紋を入れることが多くあります。

④着物を調べてみる

最後にこれまでご紹介した方法でみつからなければ着物をみてみましょう。
男性用の黒紋付であれば、着物に入っている紋が家紋となります。
しかし、女性用の黒留袖などの場合は注意が必要です。
女性用の着物の場合、結婚する前に作られていると女性の実家の家紋である場合や、主に母方の血筋によって受け継がれている女紋である可能性もあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ご自分の家紋を調べるのはその気になれば意外と簡単ですよね!

親戚同士でお話をする機会などがあれば、是非家紋のことを聞いてみてください。
話が盛りあがって
「先祖の知らなかった話を聞けた!」
なんてことがあるかもしれません。

家紋は苗字と同じくらいルーツを如実に語るとも言われています。
家紋をきっかけにルーツについて深く調べてみるのもオモシロいですし
単にロゴデザインとしても楽しむのもオススメです。
お気に入りの家紋や有名どころの家紋などまた次の機会に紹介させていただきたいと思います!